
(20:50)今日の新聞で一番興味をもって読んだ記事は、「絶縁体で電気信号伝達 夢の8割省エネ」(毎日)でしょうか。むろん大きさは違うが他の新聞にも載っている。しかし毎日は一面左上です。かつよくまとまっている。記事の内容は
絶縁体:電気信号伝達、夢の8割省エネ 東北大研究所、実験に成功というもの。読んでいて、「電子が移動するからPCは使っていると熱くなるのか」と思いました。「電子から電子へスピンが伝わるスピン波」というのが面白いですね。スピンはその場で回転するわけだから、移動はしない。すると熱が出ない。電気を通さない「絶縁体」の物質に、磁気を使った方法で電気の信号を通すことに、東北大金属材料研究所の斉藤英治教授(物性物理学)らのチームが世界で初めて成功した。IC(集積回路)チップに使う場合、銅線に比べエネルギー消費量が8割軽減するとみられる。今後、革新的な省エネルギー技術の開発につながりそうだ。11日、英科学誌「ネイチャー」で発表した。
金属や半導体に電流を流すと、電子の移動に伴い発熱してエネルギーが失われ、省エネ化の妨げになっていた。斉藤教授らは磁気を生み出す電子の自転「スピン」に着目した。斉藤教授は06年、電子から電子へスピンが伝わる「スピン波」と電流を相互に変換できることを発見。今回はその理論を応用した。
研究チームはICチップなどに使われる磁石の一種の「磁性ガーネット」という絶縁体を用意。両端に白金(プラチナ)の端子を取り付け片方の端子に電流を流した。すると電流が白金と絶縁体の境界面でスピン波を起こした。スピン波は反対側の白金の端子まで到達し、電流を発生させた。この方法だと電子は移動せず、発熱によるエネルギー損失は激減した。斉藤教授は「パソコンが次第に熱くなるように、電流による発熱は大きなエネルギー損失を起こす。絶縁体を使う信号伝達はこの問題の根本的解決法だ」と話している。
実は今週も量販店に行って、既に「Core i3」「Core i5」「Core i7」という凄く早いマシンが出ていて、でもそれは特に「5」「7」については、私がいつも使っているような小型のマシンに乗るのは「数年先」(店員)ということで、それはそれで非常に寂しい。
そういう状況を、この新しい発見が打破してくれれば面白いし、応用範囲は非常に大きいのではないかと思うのです。そういう意味で、私がやっている番組「世の中進歩堂」で早く取り上げたいなと思っています。番組関係者の方々、宜しく。
私が今注目しているもう一つの研究は、小池さんのこの研究ですかね。実は彼は私が出た高校の後輩なのです。この研究も実に応用範囲が広い。ノーベル賞も取って欲しい。
ところで、今までこのコーナーではあまり紹介してきませんでしたが、10代の方々向けに「金融そもそも講座」というのをやっており、その13回目がアップされましたので紹介しておきます。多くの方に参考になれば幸甚です。



