
(23:33)日本全体で一体何基あるのか知りませんが、
「ああ、日本の風力発電用の風車はこういうところに立っているものもあり、その内部はこうなっているのか」と非常に勉強になった一日でした。
見たのはCEF(クリーン・エナジー・ファクトリー)の南あわじウインドファーム。全部で15基の風車が回っていて(一部は調整中)、それぞれが急峻な山道の先に立っている。数百メートルの間隔で。風車の中も見ました。風車はドイツで何回も見ていますが、今までは遠くから眺めたことしかなかった。そういう意味では興味深い一日でした。
案内してくれたのは、旧知の、今はCEFで仕事をしている金子さん。昔々の金融での付き合いがひょんな形で蘇って、「一度(風車を)見せてよ」という私の要望が入れてもらったもの。朝10時に新神戸駅で待ち合わせて、そのままレンタカーで神戸淡路鳴門自動車道を南下。暫くトンネルを走ったあと、綺麗な大橋を通って淡路島に。
予定より順調で、食事を済ませてサイトに着いたのは12時半ごろでした。はっきり言って山の中腹。ゴルフ場造成が始まったものの、その後計画断念となった場所を地元の要請もあり同社が買い取ってウインドファームにして15基のウインドミルを建設したという場所。
しかし現場を見ながら、よくこんなところまでピーシーズ(組み立てる前の分断した塔とかブレード=羽根)を運んだな、と。でかいですよ。一つの羽根が50メートル近くある。塔は90メートル近い。ピースにするにしても、新幹線の車両を移動させるようなものですからね。最新の注意が必要だし、一般道をやっと運んだとしても、あの細い山道をよく壊さずに運んだものだと。海外の技術者は驚くらしい。ゆるりゆるりと運搬し、足場を作って特殊なクレーンでつり上げて、ブレードが一番上になったときには高さ132メートルに達するウインドミルを建設する。
中がどうなっているのかが二つの写真です。ハシゴが見えるのが風車の床から真上を写したところ。90メートル近くあるトップまではこの一直線のハシゴで注意深く上がるのだそうです。「上がりますか」と言われたのですが、「うーん、今日は遠慮します....」と。素人で上がる人は途中で気持ち悪くなるケースもあるとか。何せ柔構造になっていて、風で揺れるように出来ているそうですから。ちょっと覚悟が必要。
右の写真が風車の高床に据えられている機器です。オフィスからの監視も可能だし、同社の他の拠点、例えば北海道からも運用状況の監視が可能のような形になっているという。風車はいつも同じ方向を向いているかというと違うらしい。昔はそうで、間違った方向に向けるともうダメだったそうだが、今はコンピューターで方向制御をしているらしい。常にうまく風を受けるように。
左の写真の女性達は、このサイトを訪れる人が増えていることに鑑み、風車、風力発電を一般の人に理解してもらおうと同社の現地オフィスが短期間契約で呼んでいるアーチストの女性達だそうで、あの暑い中「風の踊り」を披露してくれました。ご苦労様。しかし見ながら日本の風力発電、風車に関するいろいろな問題点を考えました。
などでしょうか。あと風力発電会社と電力会社との関係もある。アメリカは既に世界最大の風力発電国になった。中国も追っているし、ドイツも前を行っている。日本は....ということです。まあこれを入り口に太陽光も含めて、自然エネルギー、さらにその中でも風車が持つ将来性を考えたいと思っています。同社のオフィスにはGEから転職してきたドイツ人も働いていました。
それはそうと、考えてみたら私は淡路島に足を踏み入れたのは今回が最初でした。北淡(ほくだん)なんて名前は地震の時に覚えましたが、島の北部は通過しただけですが、それでもこの目で見ることができて良かったと。うーん、思っていたより山の多い島でした。あと、タマネギが特産物というのは初めて知りました。
帰りは南あわじから近い徳島の空港から帰ってきましたが、そこには懐かしい人が。以前東京で勉強会をしていた内藤さん。「今日徳島に行きますよ」と電話したら、空港の近くに住んでおられるので、わざわざ空港に来て下さった。
うーん、変わっておられませんでしたし、お元気そうでした。ちょうど徳島の阿波踊りが今日からということで、なにやら華やいだ雰囲気。音楽も聞こえたし。その中で三人で30分ほど話をしました。内藤さんはまた海外にお遊びの予定があるそうで、羨ましい。知り合いの名前もバシバシ出て面白かった。
内藤さん、また行きます。よろしゅう。



