
(23:15)例えば、こういう音楽の分け方をしてみましょう。車内でHDDディスクからでも、FMからでも、CDからでもいい。音楽を聴いている。自宅にしろ、最終目的地に着く。ぶちっと「終えてしまえる音楽」と「少なくともその曲の最後まで車の中にとどまりたい音楽」と。
そういう分類をすると、今日の場合は後者の音楽は、「HERE TODAY」でした。ポール・マッカートニーの「Tug of war」の中に5曲目に収録されている。先日、私がインタビューしたピーター・バラカンさんもそうですが、ビートルズはある世代の人々に非常に大きな影響を与えた。
その中でやはり目立つのはジョンとポールですが、この「HERE TODAY」はポールがジョンに対して送ったレクイエムです。「君がもし今日ここに居たら」という意味の。今私の車のHDDに入れている全曲を新しい順から全部聴いている。
いつ終わるかメドもたたないのですが、今日はたまたま「Tug of war」に回ってきた。車の中で聞くには静かすぎるアルバムですが、今日は帰りが遅くなって午後11時過ぎになっていたので、この曲がいやにその時間帯にあった。
ポールは言う。「確かに、僕はジョンのために特別な曲を書いた。でも僕はそれが誰かに置き換えられるということがあってもいいと思う。それは誰か他の人のことであるということはあり得るからね。ただ、僕にとってはジョンなんだ。」と。我々はポールの思いを汲みながら、その対象を身近な人に置き換えられる。
ところで、今日の私にとっての「今日の一枚」は、ラテアートです。帰宅する前に、非常に久しぶりにいつもアートを作ってくれるオーバッカナルに寄って、「作ってよ」と頼んだら、写真の絵が出てきた。ははは、すっかり秋でしょ。ススキが風に揺れていて、その合間からお月さんが見える。
写真で分かりますかね、そのお月さんの中に「うさぎが餅つき」をしている。頼むとき「こう書いて」とは言わない。いつも「今日は何の図柄だろう」と想像し、楽しむ。うーん、夜になって風は出てきたが、まだ暑い。このラテアートは、一足先に秋を運んできてくれた。
いえいえ、ちょっと冷めていたなんてことはないですよ。きっちりおいしゅうございました。



